実はこの日、市場での仕入れ先でもあり、プライベートでもお世話のなっている
ナルカワファミリーが蓼科に来ていたのだ。
遊びに行かない手はない!
山荘のおばちゃんに夕飯を早くしてもらえないかと頼んだが、けんもほろろだった…。
おまけに門限は10時、消灯も10時だから!と念を押された。
御飯を食べてから、行った事の無い蓼科に本当にいくの?!
と何度も確認された。
場所は本当に判るの?
外は先程まで大雨だった。
それでも、ここまで来たら行く!誰に何を言われても行くのだ!
聞き分けの無い性格なのだ。
絶対10時には帰ってきますからと、
彼女と目を合わせられずに小さい声で返事した。
凄い怖い奥さんだった。
生川さんとこの別荘は、まさにテレビとかで出てくるような
別荘地の中にあった。
別荘訪問なんて、そう言えば初めてだ。
別荘に入るのだって…(苦笑)。
ナルカワ家には、外人の(奥さんのアメリカの友人)家族も遊びに来ていた。
諏訪湖の花火は見れなかったけど、
みんなで花火!、コレはいいアイデアだと、外国の人にも受けると思って
ウキウキしていた。
が、別荘地はそんな大きな打ち上げ花火など
あげれる広いグランドなどは無かったのだ。
別荘地はそういう所デハナイノダ。
知らなかった…。
沢山買い込んだ打ち上げは諦めて、みんなで線香花火なんかを楽しんだ。
もぐらが偶然(何故か)、僕らの花火の中に迷いこんできた。
雨は蓼科ではあがっていた。
そして僕らはこじんまりと花火をしたら、
直ぐに帰路につく。
山荘の奥さんが、玄関で仁王立ちしている気がして
生きた心地がしなかった。
霧が峰の夜。

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